
街のアイビーリーガースにあこがれて
タイトルを見て「おー」って思う人はなかなかのお洒落さんです。これは、25年間も続いた婦人画報社(当時)発刊の男性服飾月刊誌”MEN’S CLUB(メンズクラブ)”の名物コーナーです。通称「街アイ」。
私は、その雑誌を1980年代に読み始めたのですが、いつかはその街アイに載ってみたいと思っていました。もちろん、何度か挑戦したものの結局掲載されることはなかったですが、大阪なんばの高島屋で当時のメンクラモデル田中カールさんのトークショーがあり、そのときの特別企画で写真が展示されたことがありました。これはかなり嬉しかったですね!ってか、田中カールさんも懐かしいな。憧れだったしカッコよかったもんな~!ってか今も変わらずカッコいい存在だな!
今振り返ってもほんと懐かしい時代でした。私のファッションの原点はなんといってもメンクラ(MEN’S CLUB)でしたからね。男の服飾の基礎や応用をたくさん学ばせてもらった記憶があります。このときメンクラと出会ったからこそファッションにより興味を持ち、今でもお洒落することが何より大好きでいられると感謝しています。
※ここでアイビーリーガースを少し説明しておくと、アメリカ合衆国北東部にある私立の名門8大学の通称。その大学は次のとおりです。
ブラウン大学、コロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、ハーバード大学、ペンシルベニア大学、プリンストン大学、イェール大学
つまり、アイビー(IVY)スタイル・ルックファッションとは、そこの学生たちの間で広まった服装を言いいます。日本では、ヴァン(VAN)の石津謙介氏がこのアイビールックを1960年代に紹介して定着させています。う~ん、懐かしいw
アイビールックが登場してからもう50年以上経ちますが、今でも色褪せず色んなブランドでアイビーのテイストが取り入れられてますよね。つまり、スタンダード。そう考えるとすごいなーって思ってしまう。
アイビーって何?っていう全く知らない若い人たちでも、見たことある柄やパターン、アイテムは数多くあるはずです。チルデンセーター、スウィングトップブルゾン、レジメンタルストライプ、ブラックウォッチ、チノパン、ボウタイ、三つボタンジャケットにボタンダウンシャツ、ローファー。。。上げるとキリがないくらいです。どうです?ご自身のアイテムにもあるんじゃないでしょうか?
今の時代だからこそ、若い人たちにはぜひスタンダードをしっかりおさえてから、色んなファッションに挑戦してもらいたいと思います。もちろん、MEN’S CLUBは今でも発刊を続けている老舗ですから、お洒落に貪欲な若い人たちにも安心して読んでいただけますよ。ちなみにMEN’S CLUBは1954年に創刊しています。つまり創刊して75年ですよ!
このご時世、廃刊していく雑誌も多い中でほんとすごいっ!!
最後にMEN’S CLUBのリンクを張っておきます。こちらからどうぞ